介護保険を利用する

介護サービス利用料負担の軽減

低所得の方は食費・滞在費(居住費)が軽減されます

デイサービス

低所得利用者(非課税世帯)の施設サービス(介護保険施設及び地域密着型介護老人福祉施設)や短期入所サービス(ショートスティなど)の利用が困難にならないように、食費・滞在費(居住費)については、「特定入所者介護(予防)サービス費」が支給されます。これは、所得に応じた負担限度額までを利用者が負担し、基準費用額との差額分を介護保険から支給するものです。
申請により「負担限度額認定証」の交付を受け、サービス利用時に事業者へ提示する必要があります。

◎負担軽減の対象要件には、配偶者の課税状況と預貯金等の資産要件があります。次の流れに沿って、判定して下さい。

〈所得要件〉
市町村民税非課税世帯の方が対象
※世帯が違っていても配偶者の市町村民税が課税されている場合は対象外

〈資産要件(預貯金、有価証券等の合計金額が以下の基準に該当する方が対象)〉

  • 老齢福祉年金を受けている方:単身の場合は1,000万円、夫婦の場合は2,000万円以下
  • 所得の状況*1が年額80万円以下の方:単身の場合は650万円、夫婦の場合は1,650万円以下
  • 所得の状況*1が年額80万円を超え、120万円以下の方:単身の場合は550万円、夫婦の場合は1,550万円以下
  • 所得の状況*1が年額120万円を超える方:単身の場合は500万円、夫婦の場合は1,500万円以下

※ *1前年の合計所得金額と課税年金収入額と非課税年金収入額の合計額
※第2号被保険者(40歳以上64歳以下)の場合、預貯金等の厚生労働省令で定める基準は1000万円(夫婦は2000万円)以下
※生活保護を受けている方については、資産要件はありません。

【居住費・食費の自己負担限度額(1日あたり)】

生活保護受給者の方等。老齢福祉年金受給者で、世帯全員が市町村民税非課税の方。
〈居住費〉従来型個室:490円(320円 *2)、多床室:0円、ユニット型個室:820円、ユニット型重個室:490円
〈食費〉300円

世帯全員が市町村民税非課税で、所得の状況*1が年額80万円以下の方
〈居住費〉従来型個室:490円(420円 *2)、多床室:370円、ユニット型個室:820円、ユニット型重個室:490円
〈食費〉390円(600円 *3)

世帯全員が市町村民税非課税で、所得の状況*1が年額80万円を超え、120万円以下の方
〈居住費〉
従来型個室:1,310円(820円 *2)、多床室:370円、ユニット型個室:1,310円、ユニット型個室的多床室:1,310円
〈食費〉650円(1000円 *3)

世帯全員が市町村民税非課税で、所得の状況*1が年額120万円を超える方
〈居住費〉
従来型個室:1,310円(820円 *1)、多床室:370円、ユニット型個室:1,310円、ユニット型個室的多床室:1,310円
〈食費〉1,360円(1,300円 *3)

※ *1 前年の合計所得金額と課税年金収入額と非課税年金収入額の合計額
※ *2 介護老人福祉施設に入所した場合、または短期入所生活介護を利用した場合の金額
※ *3 短期入所サービスを利用した場合の金額

 


 

利用者負担軽減制度

低所得世帯の在宅介護サービス利用者負担を軽減します。所得の低い世帯を対象に、在宅介護サービスを利用した際に支払う利用者負担金(1割負担分)の一部を助成します。
世帯全体の収入等が少なく、利用者負担金のお支払にお困りの方は、お気軽にご相談下さい。